2012年1月22日日曜日

mashup seminor in fukui に行ってきた

http://www.fisc.jp/ugf_detail.php?eid=00034

渡邉英徳氏の講演を聞けただけでも、すごく行く価値があった。1,000円は安すぎる。
そこで感じた全てをここに記すのは難しいので、自分がこれまで勘違いしていた点がひとつあり、それについてまとめるに留めておく。

渡邊氏は東日本大震災アーカイブというサービスを公開されている。地元の方へのインタビューや震災直後の写真を、マップへオーバーレイして表示するのだけれど、技術的にはそれほど難しいことをやっていなくて、以前拝見した時は「おお、すごく頑張っているなー」という感想が浮かんだ程度だった。

私はつまり、正直なところ、努力の問題だと思っていたのだ。行動的な人間が複数人と、彼らの集めた情報を地道にまとめる人間がいれば、それでこのサービスは成り立つと、そう思っていたのだ。

でも、大きな間違いだった。
一つ、明らかに欠けているものがある。

それは、そのサービス上に残される記録への敬意である。

ウェブサービスなどを作るとき、使い手の気持ちになって考えるのは常識の範疇だと思っている。
だけど、このサービスの場合はそれだけじゃ足りない。そこに残される記録――「歴史」というべきか――に対し、敬意を払わなければ、良いサービスにはならないのだ。

断っておくが、私が先に上げた条件を満たせば、このサービスを世に出すことはできるだろう。
だが、そうした一元的な見方で生まれたアーカイブに価値はあるのか?
自身はアーカイブを使わない情報提供者は、どういう思いで情報を提供したのか?
一体誰のためのアーカイブなのか?


私が手がけている、或いは産み出そうとしているサービスについても、一度考えてみたいと思う。

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